声優になりたいと思って頑張っている方のほとんどが、専門学校や養成所、場合によってはワークショップなどに通っていると思います。

ここでは何回かに分けて、「こういうことを学んでほしい」というものを紹介していきたいと思います。おそらく「そんなの当たり前じゃん」と思うものも多いと思いますが、出来ていない人が多いので記載したいと思います。

①「文章読解力を高めること」

1つ目は【読解力を高めること】です。
読解力は必須ですが、国語が苦手ですなんて言える方が多いのも事実。あなたが活躍するためには最低限、読解力を高めることをおすすめします。

文章読解力を高めるとは、具体的には文章を正しく理解できるようになりましょうということです。
プロとして仕事をしている方でも「国語苦手」「なにを書いてあるかよくわからない」と言う話はよく聞きます。
その文章が何を伝えたいのか、それを理解し、箇条書きにまとめ直すことができるか。
箇条書きにまとめることが苦手な人というのも実際にいて、なにが大事なのか把握できていないのにどうして伝えられるのでしょう。

では、どのようにして文章読解力を上げたらよいのか。

【対策1.高校生程度までの国語の勉強をし直す】

正直、高校生レベルの国語が普通に理解できれば問題ないと思います。自分はあんまり勉強してこなかったという方は、効率よく学ぶ方法として、大学受験用参考書を薦めています。

◯出口汪 現代文講義の実況中継(1)

◯出口汪 現代文講義の実況中継(2)

◯出口汪 現代文講義の実況中継(3)

この本は大学受験用参考書ですが、予備校講義の内容を文字にしたものなので、肩肘張らずに気楽に読むことができます。
それでも内容はすごいです。
昔は2冊だったはずなんですが今は3冊シリーズになっていますね。この本で十分読解力を引き上げられます。

本屋で立ち読みをしてみて、気に入ったら購入してみることをおすすめしています。

【対策2.ひたすら乱読しまくる】

私は上で記載の出口汪先生の大学受験用参考書で学び、大学に入れましたといっても過言ではないのですが。
20代から30代までの約十年は、毎月2万円を本代に注ぎ込んできました。
そのときには買う本のルールを作りまして。
1)推理小説とSF小説・雑誌は本代に含めない(基本、買わない)
2)本屋に行き、目について気になる本を買う
こんなルールです。

そのため、歴史、建築学、言語学、心理学、宗教的な本もあればオカルト・都市伝説的な本もありました。
気になる本をとりあえず買うんですね。気になるなにかがあるのだから、という感覚です。
「なにが気になるのか」については考えません。「自分に必要な情報や学びがあるからそう感じているに違いない」くらいの感覚です。

本との出会いも「一期一会」だと思っています。
「いつか買おう」は忘れるし、売り切れていることもあれば、絶版になっている場合もありますから。

人生の師匠として勝手に尊敬している安岡正篤先生の本などがPHP出版から手頃な価格で販売されていたので、おそらく安岡正篤シリーズは、ほぼほぼ購入したのではないかと思えます。

◯安岡正篤 人生の五計 困難な時代を生き抜く「しるべ」

伊藤肇先生なんかは安岡正篤先生のもとで学んだことを書籍にしています。
◯現代の帝王学

難しすぎて読み終わらない本もありましたが、それらも本棚にまだあります。たまに持ち歩いて電車やバスの移動時間で読むようにしています。

●読書は移動時間を使う

私の場合、基本的に「読書は移動時間でするもの」というルールもあります。
ルールというか、移動時間のほうが集中できるからというのと、自宅でペットを飼っているのでゆっくり読めないということもあります。

電車内ではみんなスマホをいじっていますよね。
SNSは最初の6秒が勝負とか言われていると聞いたことがあります。
その6秒を見せることができれば、人はSNSを見続けてしまうそうなんですね。
SNSが無駄とはあんまり言いたくないのですが、「有意義に時間を使う」という観点からは、「SNSは時間の無駄」になりがちです。

朝の満員電車内ではYoutubeで自己啓発やビジネス系のものを聞き流し、席に座れたりしたら読書をする。このようにして日々を過ごせたらどれだけの知識量になるのでしょうか。

私はマネージャーという立場です。
マネージャーは営業職でもありますから、学びが必要だと考えています。そのため最近の興味はマーケティングや脳科学、個人的興味では量子力学などについて触れるようにしています。

これらの知識は自分のためでもあるし、それを活かした仕事の仕方として取り入れたり、学びをタレントと共有するなどしています。

●乱読でもいいので読書をする

乱読は本好きにはいい方法ですが、なにぶんお金がかかります。図書館で借りるでもいいのですが、図書館で借りた本は書き込みとかできませんし。中古品を買うという方法もありますが、新品を買うほうが愛着を持って読めたり、自己投資的な気分にもなれるので気持ちは上がります

まとまった時間を使って読解力を上げて、それから乱読のほうが良いのかなと思うのは、費用面もそうですし、時間面でも短縮できるからです。
でも、勉強という言葉に抵抗のある人もいると思いますので、自分なりのやり方で学ぶしかありません。こればかりは時間が必要になるものなので、向き合うしかないことだと思います。

●考え方が大事

何事も考え方というものは大事です。
考え方が間違っていると、たどり着くゴールが変わってしまうのは簡単に想像できると思います。
文章理解が苦手な方というのは、そもそもの基本から見直してみてはいかがでしょうか。

まず初めに学んで欲しいこととして読解力を挙げたのは、声優・ナレーターは言葉を扱う職業だからです。

何が書かれているのか、それが曖昧では伝えることはできません。
そんな当たり前のことは、当たり前であるがゆえに指摘されにくいというのが現実です。ましてやプロとして活動するとなると、取引先はいちいち指摘してくれません。
今から準備しておくことは大事なことだと思いませんか?

●誰でも使える日本語でお金をいただくとはどういうことか

もっと言うと、日本人であればほとんどの方が喋れる日本語という言語を扱うことで対価を得る仕事であるのに、日本語に対しての興味・関心が薄いということも問題だと考えています。

誰でも喋れる言語を扱い、プロとして対価をいただく以上、ただ日本語が喋れる程度の方にプロを名乗られることも、個人的には抵抗があります。
プロである以上、プロとしての知識や学びがあるべきだと思います。それが本当のプロであるべきではないのか、と。

最後までお読みいただきありがとうございました。